自宅から片道、約490km。
馬場島は、『ばんばじま』と読みます。
剱岳の西面を源流とする早月川の、白萩川と立山川が合流する地点にあり、上部から見下ろすと島のように見えるので、このような地名が付けられたところです。
で、
「それって何処?!」
な人のために敢えて説明するなら、そこは
「剱岳を日帰りで登ってこれる登山口!」
なのです。
月明かりのキャンプ場
夜の明けぬ早朝4時前から歩き始め、標高差2,200メートルの早月尾根を延々と登ります。
道中で唯一の営業小屋、早月小屋まで来て、ようやく2/3。
登山口から既に1,500メートルも登ってきましたが、まだ標高は2,200メートル。
標高2,600メートルを過ぎると岩場となり、登山口から2,000メートルも登ってきた身体には、この先の緊張感は堪えます。
登山口を出発して6時間半後、絶景の広がる剱岳山頂に到着です。
剱岳山頂で記念撮影
二人の間に見えるのが立山
遠くの富士山や白山は確認できませんでしたが、南の乗鞍、御嶽ははっきりと見えます。
その他、アルプスの名峰がずらり勢ぞろいですね。
山頂でかなり長居しましたが、そろそろ下山しなければなりません。
もちろん、下りも標高差は2,200メートル。約4時間半の下りっぱなしです。
ハッキリ言って「これでもか!」ってくらい下ります。
小屋を過ぎてから、時折、右手に見える大猫山の稜線がいつまでも高いのには嫌気が差します。←登るときはこれが低くなるのが励みなんですが・・・。
そして、12時間半後、再び馬場島に戻ってきたのでした。
キャンプ場では下山したばかりの多くの方が、皆満足げな表情で歓談する姿がありました。
少し車を走らせ、ゆのみこ温泉でひとっ風呂浴びて帰路に着いたのですが、さすがに京都辺りから激しい睡魔に襲われ、吹田SAで仮眠ののち深夜0時過ぎに帰宅しました。
山行記録はヤマレコで
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