後醍醐天皇ゆかりの地、岡山県新庄村から蒜山高原へと車を走らせると、かつては難所だったと思わせる野土路乢があります。
早朝に大山に出向く際、特に奥大山へは、このルートを走ることが時々あります。
古い地図を見ると、いくつものカーブを重ねながら峠へと上がって行く細いルートが描かれていますが、今はとんでもなく長くて立派なトンネルができて、ある意味あっという間にそんな難所も通過することができるようになりました。
そんなトンネルを蒜山高原側に抜けると一気に北側の展望が開け、大山から蒜山三山までが一望できるようになります。
蒜山高原・三木ガ原より大山南壁と烏ヶ山、三平山
古はこの難所を通りながらでは樹間に垣間見る景色を愉しむ余裕はなかったでしょうが、視点的には峠はもっと標高の高いところに位置していたので、どんな景色が見えたか少し興味深いです。
ちょうど日の出間なしの時間帯だったので、折角なので何枚か撮りました。
大山がもう少し赤くなってくれれば言うことなしでしたが、これだけ見えれば十分。
上蒜山稜線
ガスのかかる上蒜山と左に蛇ヶ乢
このあと目的地の奥大山へと車を走らせる際、行き交う車がほとんどない中、下蚊屋付近でポルシェ・911とすれ違いましたが、さて彼はどんな感じでステアリングを握っていたのでしょう。
MINIでの早朝のワインディングはゴーカートフィーリングを存分に体感しながらの愉しいドライブでした。