大井川源流域、畑薙第一ダムの駐車場に車を停め、さらに専用バスで山道を揺られること1時間。
着いた椹島(さわらじま)から、ようやくの登山となり赤石岳に登りました。

井川からの、か細い一車線の山間道路がようやくここで終わる

閑蔵駅前、超狭小広場
この、とんでもない山奥へ向かうに当たり、行きは新東名、新静岡ICから帰りは同、島田金谷ICを利用しましたが、どちらにしてもとにかく山道が長いこと。
新静岡からは約80㎞、島田金谷へはそれ以上の100㎞弱。
どちらを利用しても2時間以上山道を走りっぱなしで、山陽地方からなら北を向いて走れば日本海に出てしまいそうなほどの時間を費やして着いたところが、まだ登山口の1時間も手前。
そこからバスで、まだ1時間も走れる道があること自体が、にわかに信じられないほどの山奥です。
この辺り、南アルプスのど真ん中で手つかずの自然の残るイイ山が多いだけに、せめてもう少し近ければ脚を向ける気になるのですが、最寄りの高速のインターを出るまでにかなりの時間がかかった上、さらにこの時間の要りようですから、ちょっとやそっとでは行けそうにありませんね。

県道77号線、大井川鉄道、奥泉駅近くの橋梁にて
そんな中でのメリットは今や日本中がある意味こうなんですが、どんな辺ぴな所に行っても立派な道路が整備されているのが当たり前となっていることです。
この付近も上にあらずで、帰路に使った島田市へと続くルートは大井川源流域から下流に向かって川沿いをず~っと走る心地のいいルートでした。
走っているクルマは少なく信号機もあまりないので快適で、加えて見える景色もこの上なし。
時折目にした大井川鉄道の列車も、普段見るローカル列車よりもさらにノンビリ走っているように見えました。
個人的には高速通行料のことも含め新静岡ICよりも島田金谷ICを利用の方が、この長距離ドライブでは運転を愉しめると感じましたね。
もうしばらくすれば川沿いの黄葉が、さらに目を楽しませてくれるにに違いないでしょう。
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